娘の元交際相手に侮辱メールで慰謝料440万円を考える

なにやらネットで話題になっているこの記事。

 


記事によると、

 元交際相手の少女の母から「ろくでなし」「ふさわしい学力の子とお付き合いしてもらう」といったメールを送られ、その後自殺した埼玉県内の少年(当時15)の遺族が、少女の母に計3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、さいたま地裁であった。針塚遵裁判長は「許されない人格非難」などと人格権の侵害を認め、少女の母に慰謝料など計440万円の支払いを命じた。

 少年はメールが届いた日に飛び降り自殺したが、判決は「自殺を促す直接的な記載はない」などとしてメールとの因果関係は認めなかった。

とあります。

 

ネットの意見と見てみると

自分の娘なら同じようにいう

とか

それをいわれたくらいで自殺するなんて、そこまでの子だ

とかある一方で

子どもの恋愛に口出すなんて

という意見もありました。

 

440万という重い判決

私は、15歳の少年にとっては衝撃的なことだとは思うのですが、もし否定されたことがここの記述にあるように「学歴」とその周辺に関することだったならば、大学受験で挽回できるのでずいぶん精神的に弱い少年だと思いますし、これにより自殺を図るとは交際相手の母には予測できないと思いますから、440万の慰謝料は随分重いものだと考えました。つまりこれは、因果関係を認めないではいるものの、大きく責任を認めさせていると考えます。

なぜなら、出版社の半公人に対する名誉毀損でも100万程度の判決はよく耳にするからです。

 

親の気持ちと少年の精神状態

メールの文面から推測すると、この少年はおそらく底辺高のような所に進学したように思えますし、娘がそういう少年とは違って進学校に進学したなら、わざわざそういう少年と交際してほしくないと思うのは、親の気持ちとしてよくわかるからです(逆に、1ランク下の高校に進学したくらいでやったのなら明らかにやりすぎです)。

さらに、仮にこのことをきっかけに自殺するような少年なら他のことでも自殺するように思えてなりません。元々自殺企図する傾向があったのではないでしょうか。思春期の複雑な事情はあるとはいえ、出自のような本人の与り知らない事情ならともかく、学歴は、ある程度の努力で得ることができるのですから、それくらい勉強して見返してやればいいのにと思います。

 

親というものは交際に反対する生き物

私がそう思ってもしまうのも、当時の彼女の母親に、交際を邪魔されたことがあるからかもしれません。その彼女は日本全国誰もが知る学校に通っていましたが、学歴で反対されていたわけではなく交際自体に反対だったのをわかっていましたし、仮に何を言われようが、そこまで気にしなかったでしょう。

さらに子どものころ、親の世代の話で、「昔は携帯電話がなかったから、家族が出るかもしれない電話にかけなくてはいけなくてつらかった」という話をテレビでもよく聞いていたもので、男女の交際には、親は基本的に反対するものだという認識があるのもその一因です。

親は自分の子が子どもだと思っているうちは交際に賛成するような親は実にリベラルな親でしょう。子の恋愛する自由を認めるのですからね。こういうのは基本的に例外なのです。特に進学を考える親にとっては。

こう考えると、親が反対することを前提として、どのように交際するかの方が重要になってきます。もちろん私は、やらなきゃいけないことの間を縫って一緒に楽しいときをすごしていましたよ。

 

 

見逃していた記述ー「娘を傷つけて」

私は見逃していたのですが、メールの中で「娘を傷つけて」という記述があるそうです。これは、性的関係をもったことの裏返しでしょうか。これにネットの民は、

そりゃあ、怒るわ。交際当初はまだ中学生だったわけだから

という印象をもっていようです。

確かに、中学生で性的関係を持つことはありえますが、ずいぶん昔の私の周りですと、ヤンキーみたいな人たちしかそういうのは耳にしなかったですね。まじめな人たちは黙っているんでしょうが。どのくらいの期間交際していたのか、仮にそういう関係になったとして、どっちからどのようにアプローチしたのかはわかりませんが、中学生くらいの交際で、仮に交際期間1年以下で、そうなってしまうのは、短絡的な交際だと思いますね。1年以上でも、やっぱり中学生はと思います。高校生になってからの関係でしたら、また話は別になりますが。

 

皆さんはどう思われますか。