【差別か?】富山生まれ「極力採りません」「閉鎖的な考え方が強いです」本間不二越会長

こんにちは。おもしろい記事を見たので紹介します。富山県の企業の会長が富山県出身者をとりたくないという記事です。地方が地方出身者を優先的に採用するという話はよく聞きますが逆のパターンです。

 

富山生まれ「極力採りません」「偏見かもしれないが、閉鎖的な考え方が強いです」 本間不二越会長

http://webun.jp/item/7383275

 

本記事によると、富山県出身者で、高校まで富山にいた者は、閉鎖的な考え方が強く総合職としては採用せず、全国から広く取りたいと本間会長はいっています。

 

一方、これには、猛反発する人もいて、現在の差別を撤廃していこうという考え方からすれば、当然だからです。

しかし、私企業の人事権について口出ししてまで「いい、悪い」といえるのでしょうか。「文化圏」という言葉があるように地域が人を作ることは事実であり、それを全国的な展開を目指す企業が、自社の社員構成を調整するのに、こうした発言をすることは許されないのでしょうか。

 

インターネット上でも賛否両論が巻き起こっています。社会的に責任のある発言をしたい、インテリを気取りたい、差別をなくして合理的な区別をしたいと思う方もそうでない方も論点を把握したら有効かと思うので書いていきます。

 

差別はなくして合理的な区別でなくてはならない

憲法14条平等権、女子差別撤廃条約、障害を理由とする差別禁止に関する法律などこれらの根拠はいくつもあるでしょう。私企業であっても、強行法規に違反する企業の内規は無効です。

特に憲法14条では、すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されないとされています。

本人の与り知らないことによる差別は、認めてはならないからです。

そりゃそうでしょうね。例えば、仮に大阪の一部上場企業が「大阪府大阪市堺市吹田市出身者しか採用しないよ」といったら、即行政指導が入るでしょうね。なぜなら、出身地は、選べないからです。部落出身者への差別という話がありますが、特定の地域以外を差別するということも同義です。

 

では、本間会長はどういえば良かったのでしょうか。

富山県出身者は、閉鎖的な考え方が強いので、総合職採用面接ではそこを中心に聞き取ります。もし閉鎖的な考え方が強かったら採用しません。」「弊社は全国企業なので、多様性を軸に、富山県出身者を常に優遇することはありません。」

といえば、おそらくこのような批判は浴びなかったでしょう。もっとも、新聞記事からのソースですので、本間会長がどのように言ったのかはわかりかねます。

 

 


差別といえば、この記事も最近話題になっていました。太った乗客には追加料金をという記事。出身地と違って、これは合理的な区別のような気がしますね。しかし、追加料金の請求の仕方によっては差別になるかもしれません。

というのは、人間の体型というのは、大きい人から小さい人まで多く存在するというのが予めわかっているからです。もし重量に関係ない料金体系なら、大きい人太っている人は得をするかもしれないし、小さい人細い人は損をするかもしれない。けれども、そういうのを含めて人間だから、許容していこうという精神が背景にあるからだそうです。

事実、交通事故の事例で、個人の身体的特徴のせいで、重症になってしまった場合に、その特徴ゆえの被害まで、相手方は背負う必要があるのかという話を聞いたことがあります。これは、よほど特殊な事柄じゃない場合は負うそうですよ。

これを聞いたとき、なるほどと思いました。

だたし、やはり極端な場合、体重が350キロあるとか3人分を取るとかそういう場合には、追加料金をとられてもしょうがないでしょう。経営をあまりにも圧迫するからです。その辺りの線引きは、数値的な根拠がないと厳しいでしょうね。