コミュニケーションの時代って?

 私が学生の頃、知合いとフリーのチャットで会話していたら、一人の男性が輪に入ってきた。就活にはコミュ力が大事だという。ずっと就活について語りそうだったので、進学するのでとスルーした。

 

チャットの相手の知合いは、コミュニケーションをテーマに論文を書いていた人だし、私もコミュニケーション論は、ある種の専門である。

 

その男性こそ、話し相手の興味や専攻を気にしないで話し始めるコミュ力のない男だった。どっかのセミナーか新書辺りで得た知識を披露したいだけったに違いない。(そもそもこちらとしては、コミュニケーションを定義してくれなければ話に載れない)。

 

今は、人と人との関わりをしなくてすんでしまう時代だ。進んで言葉のやり取りをしなくてもいいし、苦手・嫌い・利益がないならやりとりしなくてもいい。一方で、ビジネスとなると別だ。また、リアルのコミュニティは別だ。相手の話を聞いて、相手の意図を汲んで話せなくてはならない。

 

ところが、意識的なのか無意識的なのかわからないが、ぜんぜん違う話や論理一貫性のない話をしようとする人がいる。受止め方の違いなのか戦略の違いなのか、思いついたことを喋っているだけなのか、すべて確かに判別しようがなかったが。

 

それに対してどう応答しようか迷う。論理一貫性だけがビジネスにつながるわけではないからだ。とはいえ、まじめでおもしろみのない論理一貫性のある対応がすかれることもある。

 

人と人とのやりとり、意思疎通という意味の、コミュニケーションは非常に漠然としているが奥は深い。